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泡盛を、もっと美味しく
「酒づくりは五感で行うものだ」。私たちはそう教えられてきました。
米を味わい、熱に触れ、発酵に耳を澄ませ、香りを嗅ぎ、酒を見つめること。
小さな変化を見逃さない、小さな努力の積み重ねが、味の大きな差になっていく。
効率よりも丁寧を、大量生産よりも品質を追求する。
私たちの想いが、お客さまへ伝わるように…
五感を研ぎ澄まし、精魂を込める、それが宮の華の酒づくりです。
黒麹菌と酵母の働きを支えるのが、蔵人の仕事。
泡盛は、黒麹菌と酵母の力を借りて米を酒に変えていきます。その働きを支えるのが蔵人の努めです。米を割って握って噛んで、蒸し具合を確かめながらバルブをひねります。米の芯までしっかりと蒸すことで、黒麹菌にとって最適な環境にしていきます。麹棚では扉や窓の開閉を調整して、黒麹菌が米にムラなく付着するように微妙な温度変化に対応しています。
宮の華では仕込みの際に、種もろみをつくる昔ながらの製法をとっています。そのため種もろみを仕込む三日間は、つきっきりで管理をします。手間と時間をたっぷりかけることで、黒麹菌と酵母が宮の華の味を生み出してくれるのです。
本当に美味しい泡盛を目指して。
酒造りにおける行程には、それぞれの作業を行う理由があります。ただ単に作業をこなしているだけだと、きっと心がこもっていない味の酒になってしまいます。ひとつひとつの作業を、何のためにしているのか、お酒の味をどう左右するのかを考え理解して、私たちは酒造りをしています。
「本当に美味しい泡盛には、人の力の及ばない特別なものがある」と私たちは思います。だからこそ一生懸命に酒造りに向き合っていれば、きっと泡盛の神様が「恵み」をもたらせてくれる。私たちはそう信じています。
親が子を慈しむような、愛情込めた酒造り。
もろみの蒸留、濾過を経てようやく泡盛となりますが、すぐに出荷するわけではありません。宮の華では、一般酒でも一年間は貯蔵します。適切に管理された環境で、泡盛をじっくりと寝かせることで味にうまみを出します。出荷の最終確認は杜氏が行ないます。杜氏は香りや味の微妙な違いを見極めるために、このきき酒以外にはアルコールをほとんど口にしません。「酒造りは子育てのよう」と言われますが、宮の華のお酒は親が子を慈しむように愛情込めて造られています。
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